地域 | ベトナム |
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制作年 | 15〜16世紀 ※仕覆(印度更紗)・牙蓋は現代の仕立て |
サイズ | 高さ4.5cm×胴径6.2cm |
技法・素材 | 半磁器・青花(染付) |
解説 | 日本では安土・桃山時代の朱印船貿易を通じてもたらされたベトナム陶磁を「安南」と称して茶道具として愛好してきました。その伝統は、近世、近代を通じて受け継がれ、近年再び日本とベトナムの交流が深まり、ベトナム陶磁の収集熱が再燃すると、新たな将来作品を茶席に取り入れようとする試みがなされるようになりました。 この作品は、2007年度に寄贈された木内宗久コレクションの中の1点で、茶人が数ある青花小壺のうちから自身の鑑賞眼で茶味あるものを選び、仕服と牙蓋をあつらえ、茶入れとして愛用したものです。いわゆる「茶器を育てた」好例といえます。 |
所蔵美術館 | 町田市立博物館 |