作者 生没年 |
アントニー・ヴァン・ダイク Anthony Van Dyck 1599-1641 |
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制作年 | 1639年 |
サイズ | 103.0cm×79.5cm |
技法・素材 | 油彩、カンヴァス |
解説 | イギリス国王チャールズ1世の首席宮廷画家として知られるヴァン・ダイクは、フランドルの出身で、ルーベンスの工房で修業を積み、10代後半の若さで工房の筆頭助手を務めたといわれています。20歳になってまもない1620年に初めてイギリスに渡り、その後6年間イタリアに滞在したのち、1627年にアントウェルペンに帰って、1632年に再びイギリスを訪れ、そこで約10年間制作を続け、そのまま故郷に戻ることなく42歳で早世しました。 肖像画家としてのヴァン・ダイクの才能は初期のアントウェルペン時代から開花していましたが、晩年のイギリス時代になると、その様式はいっそう洗練の度を加え、多彩な人物の容貌と個性が、高雅で繊細な美しさをたたえた流麗な筆で見事に描きわけられています。モデルのアン・カー(1615-1684)は、サマセット伯ロバート・カーとその妻フランセスの娘として生まれ、1637年にベッドフォード伯と結婚、7人の息子と3人の娘を産みました。 |
所蔵美術館 | 東京富士美術館 |