作者 生没年 |
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール Georges de La Tour 1593-1652 |
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制作年 | 1646年 |
サイズ | 70.8cm×61.5cm |
技法・素材 | 油彩、カンヴァス |
解説 | ラ・トゥールは、長い間スペイン派やイタリア画家などの作品群に紛れ込んでいて、20世紀初頭までは忘れ去られていた画家でした。1930年代になって研究が進み、近年ようやく再評価がなされ、17世紀フランスの偉大な画家としての全貌が明らかになってきました。(2005年3月に日本で初めてのラ・トゥール展が国立西洋美術館で開催) 本作は1973年5月にフランス南部で発見され、同年、ピエール・ローザンベールとフランソワ・マセ・ド・レピネによって出版された『ジョルジュ・ド・ラ・トゥール』の中で、作品番号53として世に初めて紹介された作品です。ローザンベールとクリストファー・ライトは、汚れていた画面に洗浄を施した後のこの作品を実見し、二人ともラ・トゥールの最上の作例であるという点で見解が一致しました。鋭い写実主義とドラマティックな明暗法によって、煙草を吸うという風俗画のテーマでありながら、まるで宗教画のような深い精神性に満ちた表現を感じさせます。 |
所蔵美術館 | 東京富士美術館 |