作者 生没年 |
中村研一 1895-1967 |
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制作年 | 1930(昭和5)年頃 |
サイズ | 縦26.5p×横35.5cm |
技法・素材 | 墨、水彩/紙 |
解説 | “研一・富子”の相合傘のほか、さまざまな書き込みがされているこの絵は、中村研一がまだ小金井に居をかまえるまえ、新婚ほやほやのころ母にあてた手紙です。“居室兼茶ノ間兼画室兼書斎図”として自身で室内の解説を加えています。戦災で失われたかつての住居を知る貴重な資料であるとともに、楽しげな画家の暮らしを感じられる一枚です。富子夫人の肖像画は素描を含んで4枚あり、他にも“ボケの花 今朝富子活ける”“富子筆花ノペン画”など、最も身近なモデルである夫人の名前が多く見られます。“イチゴ図 一昨日もらう 油え八号”とある絵の下には“本物のイチゴ”の鉢が確認でき、若い頃から生活の中にあるモチーフを描いていたことが判ります。 |
所蔵美術館 | 中村研一記念 小金井市立はけの森美術館 |